西日本だとまだまだ間に合う!ホーリーバジルの切り戻し

台風、9号、台風、10号が近づいていますね。
この台風たちが来るたびに秋を連れてくるんだ
ろうと思います。
今年の夏は短かったですね。

梅雨明けが7月の終りまで長引き、宮崎は平均
日照時間が例年の半分でした。ホーリーバジル
の生育が悪いので何度も種をまきますが、育た
ず、また、これまで大きく育てていた苗は日照
不足でホーリーバジルの葉の色が悪くなったり
しました。

畑のかぼちゃんたちもほとんど息絶え絶えで、
元気に育ちませんでした。

梅雨明けから葉の状態は良くはなりましたが今
度は雨が1か月降らず、灼熱の太陽と異常な高温
で葉と茎がそれに耐えられるように固くなってし
まいました。

私も長年オオヤトゥルーシーを育てていますが、
このような気象条件は初めてなので、自然栽培
ゆえどうしていいかわからない状態でした。
そして、今期は例年並みに、葉っぱと茎がしな
やかな状態で樹勢のよいのものは納品できない
と判断し、プランター苗や、植木鉢苗を待って
くださっていたお客様に納品不可能のご連絡を
させていただいた次第です。

当ホームページにはこれ以上予約を受け付け
られないので、申し込みが無いように販売終了
と掲示させていただいていました。

楽しみに待ってくださっていたのに本当に申し
訳ありませんでした。

以上の内容を苗を待っていてくださった方々に
ホーリーバジルの様子を写真付きでお送りした
ら、ご理解あるお返事をたくさん頂戴しました。
ありがとうございました。

そして、その中のおひとりが、以下のようなメ
ッセージを送ってくださいました。

『生育不良との事ですが、写真を見る限り枯れ
てもおらず、青々と元気いっぱい、お花までつ
けていて、早く会いたい!と感じたのですが〜。
通常の「商品」としての価値は無いのかも知れ
ませんが わたしとしては「ホーリーバジル」と
しての【いのち】をお迎えしたかったので 食べ
られなくても?不良品でも 「ホーリーバジル」
としての【いのち】の価値に変わりは無いので
は〜と思います。 なので、お家にお迎え出来れ
ば、それで大満足なのですが 』

と言うことで、そのお言葉をありがたく頂戴し、
せめてもの気持ちで、納品するプランターの土を
特別に、畑の黒土を入れ発送させていただきまし
た。そして、その黒土を畑に取りに行った時に、
発見したのが7月に収穫したこぼれ種が発芽して、
理想的な苗の大きさになっていたホーリーバジル
の赤ちゃんです。(写真下)

梅雨明け以降、1か月も雨が降らなかったのに…。
自然の力に感動して涙が出ました。その感動をお
伝えしたくて、プランター苗をお求めになってく
ださった方に、実験的に植えてくださいと写真の
苗をポットに移植して1株プレゼントしました。
大きく育つといいなと思います。


納品先が関西在住の方だったので、切り戻したら、
秋口柔らかいはっぱを楽しんでいただけるかも!
と思い、切り戻しの方法の動画を撮ってお送りい
たしました。

このブログをご覧になられてる方へも、もしかし
たらホーリーバジルを管理する上で参考になるか
もしれないと思いご紹介いたします。